フランソアでお菓子とコーヒーを
四条河原町方面に行くと、ふと寄りたくなるのがフランソア喫茶室です。
23時までやっているので、南座で観劇した帰りとか、晩ご飯の後に寄るのにも好都合です。(サンドウィッチ類はラストオーダー22時)
この間も、贅沢なひとときを過ごしたくなって寄ってしまいました。
昭和9年創業の老舗で、内装はイタリアバロック様式、豪華客船のホールをイメージしたもの、フランソアの名はフランソア・ミレーからとったと公式サイトに書いてあります。
創業者立野正一は戦時色が深まり自由な言論が困難になっていく時代に抗して、反戦や前衛的な芸術を議論する場としてフランソアを提供したいと考えたのだそうです。
そこに行けばリベラルな新聞が手にはいったり、詩人や文化人が集っている場所でした。ヨーロッパのカフェのようですね。
京都というと、和食や和菓子というイメージが強いと思いますが、カフェ文化、コーヒー好きにも歴史があるようです。
喫煙と禁煙が分煙になっているので、双方に安心です。
私はいつも禁煙の方へ。暖炉の上に仏像と顔と猫の彫刻が不思議な雰囲気。
天井にはエナメル彩のガラスをはめ込んだ証明や、すてきなランプがあります。
今回は私の定番のロールケーキと紅茶にしました。お腹が空いている時にはうれしいボリュームです。クリームのおいしいお店はなかなかないのですが、ここなら満足。
前にベジタブルサンドを食べましたが、それもおいしかったです。
ロールケーキははちみつとメープルシロップの2種類です。
紅茶はストレートを選ぶと好みで香り付けにブランデーをたらしてくれます。
今回は紅茶にしましたが、ここはたしかコーヒーにも工業製品ではない生クリームを出してくれたと思います。そしてコーヒーも熱帯雨林を保護するレインフォレストアライアンス認定の豆というこだわりようです。
ウェイトレスの制服もちょっとレトロで雰囲気があります。
などと書いていたら、また行きたくなってしまいました。なかなか節約できません。
「フランソア」の公式サイトは