京都生活 ー雨音に惚れてー

東京から京都に越して来て築90年?の家に住んでいます。見に来ていたときに降り出した突然の雨がトタンの部分に当たる音に惚れて決断した家です。おもしろいこと、すてきな場所、京都について感じたことについて綴ります。

鞍馬寺

日曜日に叡山電車鞍馬寺に行きました。

2両編成ですが、11月は電車の本数が多いはずにもかかわらず、けっこう混んでいて、皆さん鞍馬寺に行くのかなあ、と思ったのですが、半分以上の方が一つ前の貴船口で降りて行かれました。出で立ちもハイキング用なので、歩きながら紅葉を楽しむのでしょう。

 

鞍馬寺の駅に降り立つと、駅舎には赤い天狗のお面が飾られていました。和風でなかなか感じが良い駅です。外にも大きな天狗のお面がありました。雪で鼻が折れてしまったと聞いていましたが、直したか、新しいものと取り替えたようです。

f:id:k-yoshiko:20171115211414j:plain

 

山門(仁王門)は駅からすぐ近くにありました。

 

f:id:k-yoshiko:20171115211558j:plain

 

さすがに東福寺や街中の神社仏閣ほどは人が多くありません。

狛犬ならぬ虎が可愛らしいです。

f:id:k-yoshiko:20171115211924j:plain

 

「ん」の方は柔和な表情をしています。

f:id:k-yoshiko:20171115212014j:plain

 

順路を進んで行くと、お社があったり、湧き水とそれを詠んだ和歌の碑があったり。魔王の滝というのもありました。魔王と言いましても、悪鬼ではなく、大地の霊王・護法魔王尊ということです。

入り口でいただいたリーフレットには、「鞍馬山は、すべてのいのち輝く世界のために、明るく暖かく力強く生きるための活力を、本尊『尊天』からいただくための浄域です」と書いてあります。

尊天とは、

慈愛ー月の精霊ー千手観世音菩薩 

光明ー太陽の精霊ー毘沙門天

活力ー大地(地球)の霊王^護法魔王尊  の三位一体だそうです。

 

「愛と光と力の像 いのち」というオブジェもありましたよ。

 

パワースポットとして人気があるというのもわかる雰囲気があります。

文楽・歌舞伎の「義経千本桜」に登場する兵法の達人、鬼一法眼を祀った鬼一法眼社もありました。

 

 

本殿金堂までずっと登り道です。土のところと、階段とありました。

足に自信がない場合には、ケーブルカーもあります。

 

見晴らしの良い金堂のところに着く頃には、若い人でも息を弾ませていました。

f:id:k-yoshiko:20171115213901j:plain

 

でも、森の香りが清々しくて、気持ちが良かったです。

こちらが金堂です。

 

f:id:k-yoshiko:20171115220652j:plain

お参りして御朱印をいただきました。

2冊目の御朱印帳の最後のページでした。開いてお渡しした時に、髪の毛が1本落ちてしまったようなんです。それで、お坊さまが書いてご朱印を押して返してくださる時に、「これは私のではないですよね」と髪の毛を指差して言われました。面白い方にいただけて良かったです。

ここまで登った甲斐あって、遠くの山々と紅葉や山茶花などを眺めて楽しむことができました。

f:id:k-yoshiko:20171115221221j:plain

 

残念ながら、奥の院と木の根道、貴船神社へ抜ける道は、この間の台風による倒木のため通行できなくなっていました。

というわけで、来た道と同じ道を戻りました。

 

帰りの電車は運よく展望電車「きらら」でした。

ガラス窓が大きく、片側の座席が窓の方を向いています。

紅葉のトンネルも、普通の電車でも綺麗でしたが、窓が大きい分楽しめました。

 

f:id:k-yoshiko:20171115221653j:plain

 

空の広さが感じられて爽快でした。

f:id:k-yoshiko:20171115221721j:plain