荒神橋 リバーバンク
ブログ最初の話題が「閉店」とは、なんですが…
50年以上の歴史がある喫茶店、リバーバンクが6月いっぱいで閉店するというツイートを見て、行ってみました。荒神橋西詰にあります。
前を通ったことは何度かありますが、入るのは初めてです。
カウンターの奥様らしき笑顔の美しい女性が迎えてくださいました。
ガラス越しの緑が心地よく、優しい雰囲気のご主人がメニューを持って来て、「今日はあいにくケーキがすべて売り切れてしまって…ホットケーキならあります」ということでしたので、ホットケーキを食べるほどお腹がすいていなかったのですが、せっかくなのでホットケーキとコーヒーのセットにしました。
向こうの席ではお父さんと小さな女の子がクリームソーダを飲んでいます。
ホットケーキセットは折式にのせてありました。さすが京都です。
クリームソーダのソーダ水は古典的な緑色、ホットケーキに添えてあるのはバターでなくマーガリン(たぶん)なのも、ここでは郷愁を誘います。
ホットケーキはホームメイドっぽい感じです。
このお店は鴨川ホルモーの映画のロケにも使われたそうです。私は本は読みましたが映画は見ていないので知りませんでした。
閉店を惜しむお客さんたちが次々と訪れているようです。年配女性のグループが帰ったあと、「寂しくなると言ってもらってありがたい」と店主夫妻が小声で話しているのが聞こえました。
もっと早くここを知っていればよかったな。
窓のすぐ外に見える荒神橋は1855年皇居炎上後、天皇移動のために架けられたということで、1953年11月、デモ行進中の学生100人が橋上で警官隊と衝突し、学生10数人が欄干もろとも転落した荒神橋事件があったところです。(参照:京都観光Navi
http://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=1&ManageCode=3000039 )
リバーバンクの外観です。左に荒神橋の欄干が見えます。写真では見えませんが、下を鴨川が流れています。