京都生活 ー雨音に惚れてー

東京から京都に越して来て築90年?の家に住んでいます。見に来ていたときに降り出した突然の雨がトタンの部分に当たる音に惚れて決断した家です。おもしろいこと、すてきな場所、京都について感じたことについて綴ります。

水なすのお漬け物

京都のものではないのですが、京都の友人たちがおいしいと言っていた、泉州の水なすのお漬け物が生協のカタログに載っていたので、さっそく注文してみました。

東京では見た事も食べた事もないものです。そういえば、去年の夏、東京に行ったとき、山の上ホテルの天ぷらやさんの献立に「泉州水なすの漬け物」というのがあったような…記憶違いでなければ。泉州といえば大阪府

 

京都、大阪と聞くと、私などは京都市大阪市しか思い浮かべなかったのですが、京都府大阪府にはけっこう農地もあるのですね。

 

さて、楽しみにしていた水なすのお漬け物が届きました。たっぷりのぬかにしっかりとくるまれた丸い水なすがビニール袋に入ってきました。

 

どう切るのが一番おいしくいただけるかしら?

とりあえず、縦に。待ちきれずに大きな一切れを口に。

おいしい!水気がたっぷり、でも、水っぽいというのではなく、ジューシーというべきか、そして皮も気にならない柔らかさ。

写真を撮っておけばよかった、と遅ればせながら撮ったのがこれです。

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日本の色名に、「茄子紺」というのがありますが、外皮はまさしくそれ。いい色ですね。断面の薄緑と混ざったところもきれいです。

原料を見ても無添加でシンプルなのに、味わい深いのは、工夫を重ねて絶妙に発酵などコントロールしているものと思われます。ぬかを舐めてみても、全然塩辛くなく、懐かしいような素朴て滋味のある味わいです。

 

と思って、検索してみますと、「水なすの漬物の通販」「みずなす工房」などと書いてある公式サイトがありました。2度漬けだから塩辛くないぬかで上手に浸かるのでしょうか?やはりこだわって丁寧に作っている事がわかりました。

「曽呂利」さん 『美味しさへのこだわり』

http://www.sororinomizunasu.com/html/page3.html

 

市販のお漬け物はたいていアミノ酸化学調味料)がはいっていて嫌なのですが、ここは乳酸発酵した独自のぬかをつかっているとのこと。

 

すっかりはまってしまいました。

次の生協の取り組みはいつかわからないので、通販で買ってしまおうかしら。

(曽呂利さんのまわし者ではありません、念のため)

 

 追記:おいしい食べ方は、へたを切り落とし、切り込みを入れて手でさく、と書いてありました。今度買ったらそうします。