水なすのお漬け物
京都のものではないのですが、京都の友人たちがおいしいと言っていた、泉州の水なすのお漬け物が生協のカタログに載っていたので、さっそく注文してみました。
東京では見た事も食べた事もないものです。そういえば、去年の夏、東京に行ったとき、山の上ホテルの天ぷらやさんの献立に「泉州水なすの漬け物」というのがあったような…記憶違いでなければ。泉州といえば大阪府。
京都、大阪と聞くと、私などは京都市と大阪市しか思い浮かべなかったのですが、京都府や大阪府にはけっこう農地もあるのですね。
さて、楽しみにしていた水なすのお漬け物が届きました。たっぷりのぬかにしっかりとくるまれた丸い水なすがビニール袋に入ってきました。
どう切るのが一番おいしくいただけるかしら?
とりあえず、縦に。待ちきれずに大きな一切れを口に。
おいしい!水気がたっぷり、でも、水っぽいというのではなく、ジューシーというべきか、そして皮も気にならない柔らかさ。
写真を撮っておけばよかった、と遅ればせながら撮ったのがこれです。
日本の色名に、「茄子紺」というのがありますが、外皮はまさしくそれ。いい色ですね。断面の薄緑と混ざったところもきれいです。
原料を見ても無添加でシンプルなのに、味わい深いのは、工夫を重ねて絶妙に発酵などコントロールしているものと思われます。ぬかを舐めてみても、全然塩辛くなく、懐かしいような素朴て滋味のある味わいです。
と思って、検索してみますと、「水なすの漬物の通販」「みずなす工房」などと書いてある公式サイトがありました。2度漬けだから塩辛くないぬかで上手に浸かるのでしょうか?やはりこだわって丁寧に作っている事がわかりました。
「曽呂利」さん 『美味しさへのこだわり』
http://www.sororinomizunasu.com/html/page3.html
市販のお漬け物はたいていアミノ酸(化学調味料)がはいっていて嫌なのですが、ここは乳酸発酵した独自のぬかをつかっているとのこと。
すっかりはまってしまいました。
次の生協の取り組みはいつかわからないので、通販で買ってしまおうかしら。
(曽呂利さんのまわし者ではありません、念のため)
追記:おいしい食べ方は、へたを切り落とし、切り込みを入れて手でさく、と書いてありました。今度買ったらそうします。