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京都生活 ー雨音に惚れてー

東京から京都に越して来て築90年?の家に住んでいます。見に来ていたときに降り出した突然の雨がトタンの部分に当たる音に惚れて決断した家です。おもしろいこと、すてきな場所、京都について感じたことについて綴ります。

地蔵盆

京都市が「京の地蔵盆」を「京都をつなぐ無形文化遺産」第3号に選定したそうです。

1号、2号ってなんでしたっけ?(すみません)

 

 

うちの方はこの前の土曜日が地蔵盆でした。翌日の日曜にやっているところも見かけました。

 

15日前後は自宅にお坊さんを呼んで法要をする家が多いので、それを避けて1週遅れにするのだと思っていたのですが、お盆とは元々別の行事とのことです。

 

京都に来た頃、歩いているとあちこちに小さな地蔵堂があって、さすが京都だわ、と思いました。(イタリアではあちこちの街角に聖母像があって、あ、京都のお地蔵さまと同じ、と思ってしまいました)

 

地蔵盆は町ごとにするので、お地蔵様も町に一体ずつあります。

日頃から町内会の役員がお花と水をあげています。

子どもたちが無事に健康に成長するように、町内で火事や事故などがないようにという願いを込めてお祀りしているのでしょう。

 

地蔵盆の日は朝お坊さんがお地蔵様の前でお経をあげます。

今年は車が通ろうとしてはいってきてしまい、やっと通れる狭い道なので立ち往生、お坊さんが立って椅子を持って退避してなんとか通り抜けて行きました。

 

町内の駐車場をお借りして早朝に役員や有志がテントを張って準備しています。

そういう場所がない町では裏道の交通を遮断してやっています。

何をするかは町ごとに少しずつ違っていると思います。

 

そこにお供え(千円から5千円)を持って行ってガラガラポンのくじを引きます。

景品はトイレットペーパーなど実用品です。

 

数珠回しをするところもあるようですが、私の住む町ではそれはなくて、子どもたちに昼食とお菓子、冷たい飲み物、それに遊べるようなものを用意します。

 

知り合いが子どもの頃は日がな一日おとなに将棋の相手などしてもらったそうです。

 

私の住んでいる町では、最後におとなも子どもも一緒になってビンゴゲームで盛り上がります。先にビンゴになった人がメロンを選んで持って行ってしまったと泣き出したお子さんがいたとか。ちなみにそのメロンはお地蔵様へのお供えだったものです。

 

普段あまり顔を合わせる機会のないかたたちともお話したり、ちょっと見ないうちに成長したお子さんにびっくりしたり、1年に1度の貴重な機会です。

 

京都の都心で子どもが少なくなったところでは、地蔵盆はやめて食事会にした所もあるそうです。

 

祇園祭が梅雨が明けて盛夏の始まりで、五山送り火地蔵盆が終わると夏も終わり、まだ暑さは続くものの、どこか秋の気配が感じられる気がして来ます。