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京都生活 ー雨音に惚れてー

東京から京都に越して来て築90年?の家に住んでいます。見に来ていたときに降り出した突然の雨がトタンの部分に当たる音に惚れて決断した家です。おもしろいこと、すてきな場所、京都について感じたことについて綴ります。

還幸祭

昨日(24日)は、山鉾巡行を見て、寺町の御池通の北にあるエイト珈琲店で

休憩兼ねてサンドウィッチの昼食。

一旦家に帰って夕方御神輿を見に出かけました。

去年は猫が病気だったので、妹につきあって後祭の宵山をまわっただけでしたので、

今年はめいっぱいお参りしたり見学したり。

 

祇園祭にどのお祭より感動するのは、八坂神社のお祭ではあるのですが、

町衆が担って伝えてきたからかもしれません。

そしてお囃子とかけ声。

これを聞くと一体感が生じて血が騒ぎます。

 

梅雨の増水で水害に悩まされ、梅雨明けの暑さとともに疫病が発生して

子どもたちの命が失われる事も多かった時代に

厄を払ってもらうことを願って始まった祇園祭

ちょうど貞観の大地震がみちのくに起きて津波の被害もすさまじく

鎮魂のためでもあったようです。

 

御旅所の出発時間と八坂神社に到着する時間はネットで調べると書いてありますが、

あとはどこに何時に来るとも書いてありません。

 

自転車を走らせて6時半頃に御池通に着いたので、とりあえず三条通を西へ。

2011年に見たときは烏丸通近くの中央郵便局のあたりで待ったような記憶が。

 

御神輿は当分来そうもないので、角のエクセルシオールで冷たいものを飲みました。

ここなら御神輿が来るのを見張ることもできます。

 

プリントアウトしてきた三基の御神輿が通る経路を見て、もっと

西に行ってみる事に。

 

向こうの方からお囃子が聞こえて来ました。

巡行はもう済んで山鉾も分解されて倉庫にはいったはずなのに、お囃子?

行ってみると鷹山と書いた提灯があって、そろいの浴衣の青年や子どもたちが

お囃子を演奏しています。

「朝日」「鷹鶴」など、曲の題名を紙をめくって見せてくれます。

 

「鷹山」は休み山のひとつですが、ご神体は保存されていて、2026年復活を

目指しているそうです。(寄付も募っています)

囃子方は去年結成され、保存会が今年できたそうです。

珍しいので奮発して手ぬぐいを求めました。

http://takayama.link/2015/07/23/宵山~祇園祭・休み山・鷹山(-三条通室町西入)/

 

かわいらしい犬みくじはもう売り切れていたのか、見ませんでした。

 

御神輿が来るので道をあけてください、と交通整理の警官の声がして少しすると

行列がやってきました。

中御座の一行で、馬に乗った久世駒形稚児もいます。

(参照:久世駒形稚児の小学生2人決まる 祇園祭 : 京都新聞

 

前にビルの建ち並ぶところでこの行列を見たときは、

タイムスリップしてきた人たちが歩いているような奇妙な感じでしたが

昔ながらの木造の家の残る地域ではそんなに違和感がありません。

 

 

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御神輿が来ました。

 

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三井ガーデンホテルあたりまでは観光客も多いですが、堀川通近くまで行くと

地元のかたたちが戸口に椅子を置いたり、立ち話をしたりしながら待っています。

担ぎ手たちのために冷たい飲み物も用意しているところもあります。

 

子どもたちは花火。

 

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初めて還幸祭の御神輿を見たときに、東京とは違う、

熱気はあるし荒っぽい所もないわけでもないのにおごそかなような印象だったのは

もちろん長い伝統のせいもありますが、

男性だけの声のせいだったかもしれない、と改めて思いました。

 

帰ろうかと思ってぶらぶら歩いてきて、

寺町のアーケードを通った方が自転車置き場に近かった、と少し戻ったら

三条と寺町の交差する所に御神輿が来ていました。

「ほいっと、ほいっと」のかけ声で御神輿を上下に揺すったり、

観客も加わった手締めをしたりして、慎重に台に降ろして休憩です。

人がいっぱいなので新京極を抜け道に、ちょっと先回り。

 

休憩後、中御座は四条通の方へ向かって行きました。

帰るのがもったいなくなりました。

 

有名な三嶋亭さんは絽の着物姿のお店の人たちが麦茶をお盆に載せて待っています。

しばらくすると東御座が来ました。

 

アーケード内は明るいし、声が響くし、すぐ近くを御神輿と担ぎ手が通るので

一段と迫力があります。

 

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急にお腹が空いてきて、さきほどから何度も誘惑を退けていた鯛焼を

買ってしまいました。

 

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焼きたての鯛焼で元気が出たので西御座も見る事にしました。

 

少しすると「錦」の文字の見える一団が来ました。

西御座です。

 

各御神輿には馬に乗った人が前を歩いていましたが、人が多くても

時にストロボを使う人がいても動じる事のない

おとなしい馬に感心してしまいました。

 

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見物の人たちも御神輿の後をついて歩いて行きます。

八坂神社まで行くのでしょうか。

 

私も前から一度は深夜の祭典を見てみたいとは思っているのですが

なにしろ終わるのが午前1時ごろになるとか…

 

今年はあきらめて帰宅しましたが、やっぱり行けばよかったかな。

 

それにしても帰りの自転車、いつも甘いものを食べた後にはペダルが軽い気が

しますが、ますます軽い気がして、なにか神懸かり的なパワーを

いただいたのかな、などと思いました。