後祭 宵山
寺町のとり市(季節ごとに旬のものを売っているお店です)さんの奥にあるお店で
鱧寿司膳をいただきました。
鱧は小骨を切るのがたいへんなので家庭の主婦には難しいと聞きますが、
さすが本職、骨っぽい所が全然なくて歯ごたえもちょうどよく、おいしかったです。
そうめんがギンギンに冷えていて、蒸し暑い中自転車を漕いで行った私には
すごく嬉しい。
エアコンの効いた部屋でゆっくり食事してお腹もいっぱいになり
元気が出たので山鉾のスタンプラリーを兼ねて拝観に出かけました。
南観音山から北上し、一筋東を南下し、大船鉾を見てから烏丸通の
鈴鹿山ですべての御朱印が揃って手ぬぐいをいただきました。
南観音山です。
23日深夜に町内を練り歩いて上下に揺するあばれ観音という儀式があるそうです。
北観音山。鉾町はこんな雰囲気です。
車は山鉾が置いてある通りは通行止めです。
後祭りは四条通の通行止めはなく、屋台も出ない予定とのこと。
あまり教えたくないけれど、このあたりの呉服屋さんで毎年はぎれを買うのを
楽しみにしています。
外国に行くときのお土産にも。
絹は海外では日本ほどどこででも売っているものではないようで、
とても喜ばれます。
くろちくさんのセールで足袋ソックス3足500円とかわいい爪切り1個100円を購入。
屏風祭といって、外から見えるようにその家が所有している屏風を飾っているお家も
このあたりに数件あって、京都の伝統的な生活を垣間見ることができます。
見事に格子にピントが合ってしまいました。
でも、人様のおうちにあまりカメラをつっこんで撮影するのもはばかられるし。
こちらは商家で大々的に開け放っているので写真も撮りやすいです。
こんな昔ながらの建物もめっきり減ってしまって寂しいです。
京都の人は生活しないといけないんだからそんなことは言っていられない、と言いますけど。
尾形光琳の屏風を飾っている会社、源平合戦の屏風を飾っているお家もあり、
道行く人が「新町はすごいわ」と言っているのが聞こえました。
聖護院の山伏が護摩を焚いてお経をあげるとのこと。
暑い中、山伏のいでたちで火のそばにいるなんて本当にたいへん。
厳しい修行をする人たちだけあります。
以前聖護院で写真展を見ましたが、わらじでロッククライミングみたいなことをしたり
水につかってお経を唱えたり、すごいです。
黒主山のご利益は泥棒よけだそうで、前にうちわを買いましたが、
なかなかすてきなデザインです。
この前タペストリーのレプリカを見た鯉山。
3日間だけ本物を展示しています。
直射日光や雨にあたると傷むので巡行にはレプリカの方を使うそうです。
レプリカといっても手間隙とお金をかけて同じように作ったものです。
自分で撮った写真を見て、左甚五郎の鯉をよく見るのを忘れた!と気づきました。
タペストリーに気を取られ過ぎました。
タペストリーは写真だとけっこう鮮やかに写っていますが、
実際はだいぶ色が淡くなっています。
少し戻って六角通の浄妙山へ。浄妙山のご利益は勝運。
あるかたにいただいた、ここのミニちまきストラップ、ずっと携帯につけています。
橋弁慶山。二階に弁慶と牛若丸、一階に橋が置いてあります。
去年再建後はじめて巡行した大船鉾。
山鉾めぐりはここから始めた方が合理的なのですが…
休憩しないとあまりに暑くてとても自転車で帰れないので、橋弁慶山の方へ戻って
前田珈琲にはいりました。
思わずパフェなど食べてしまいました。
ビスコッティやフルーツケーキなんかもはいっていて
1000キロカロリーぐらいはありそう。
というわけで晩ご飯は野菜だけ。