山鉾拝観(7月14日)
宵宵山の前に山鉾を少しまわってみました。
鯉は滝をも登るから縁起がいいと言われますが、
鯉山はそれにちなんで登竜門を意味します。
「鯉山」の提灯のあるこの入り口をはいって通路を進むと、
奥に祭壇と巡行の当日飾るタペストリーや金具、今は使っていないけれど
大切に保存している古い装飾品などが置いてあります。
この場所を「町席」というようです。
順路としてはお参りしてから折り返して粽やお守り、
パンフレットなどをいただいて(地図などチラシは無料。その他は有料)出ます。
御朱印もいただけます。
角飾金具です。
下の写真は復元したタペストリーです。鯉山はあと祭の方なので、本物の展示は
来週だそうです。その時には左甚五郎の鯛も見せていただけるとのこと。
左が東水引および胴掛け。みぎは見送り(うしろに飾ります)。
アポロ神に供物を捧げているところです。
下の写真:祭壇に羊とおぼしきものがあります。
もともとは上の写真の部分の右側につながっていたものでした。
はっきりはわからないようですが、
支倉常長が遣欧使節としてヨーロッパに渡った頃に渡来したのではないかと
鯉山保存会が出版している冊子に書いてあります。
両脇の飛龍も復元で、中国17世紀頃の婦人官服の刺繍裁断片だそうです。
函谷鉾に上がってみました。(粽、うちわ、小冊子、拝観がセットで1500円。
拝観のみは1000円だったか?)
長刀鉾だけは今も女性は上らせてくれないそうです。
上の写真は鉾に入る直前、屋根を見上げたところです。
鉾から下を見下ろすと
思った以上に高さがあります。
今は2階から橋を渡してありますが、京都育ちの友人によると、
昔は直接階段(はしご?)で上るようになっていて(鉾によるのかな?)
下りるときがこわかったそうです。
函谷鉾の由緒あるゴブランも拝見しました。
室内に展示してあります。
旧約聖書の「イサクに水を供するリベカ」、16世紀の毛織物だそうです。
重要文化財に指定されています。
巡行には復元したものを用いるのでしょう。
他には近年の「エジプト天空図」や「モンサンミッシェル」がありました。