京都生活 ー雨音に惚れてー

東京から京都に越して来て築90年?の家に住んでいます。見に来ていたときに降り出した突然の雨がトタンの部分に当たる音に惚れて決断した家です。おもしろいこと、すてきな場所、京都について感じたことについて綴ります。

町屋で日本料理

関東から友人が来て、一緒にランチしようということになった時、さて、どこにしようかと考えてしまいます。

私の友人たちは高級料亭で食事するようなマダムではないし(私もそれにはおつきあいしきれませんし)、かと言って、せっかく京都に旅行に来て、いつもと変わらないランチというのもつまらないでしょう。

そんな時、ここにして正解、と思ったお店、それは、実家が京都の友人に教えてもらった「藤本」さん。数回お友達と行きましたが、皆さん、お世辞でなく喜んでくれました。

 

烏丸通から三条通りを西に少し入って、左(南)にちょっと曲がった路地奥の町家なのですが、最初はちょっとわかりにくくて、近くから電話をして教えていただいたりしました。完全予約制ですが、一見さんお断りなどということはないので、席さえ空いていれば大丈夫です。

 

私はお友達とは大抵ランチなので、ランチですと、懐石が5千円くらい、ミニ懐石が2,900円プラス税です。(2017年7月)

 

1階のカウンター席と2階のお座敷があります。

最初行った時は2階に案内され、町家独特の急な階段をお料理を持ってよく上がれるものだと、友人と感心しました。

 

街中なのに、静かな落ち着いた室内で、本格的なお料理をゆったり味わえて、それにしてはリーズナブルです。

 

一番最近行ったのは7月でしたので、最初のお料理は鉾の形の器に盛り付けて供されました。2階のお座敷でした。

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屋根をはずすと、

 

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詳細はだいぶ忘れましたが、珍しいところでは、白芋茎(ずいき)の握り寿司というのがありました。

いつも思うのですが、お酒が飲めたらいいのに。アルコール分解酵素を持たずに生まれてしまったのでしかたありません。

 

お椀は確か九州のぐじと胡麻豆腐。もちろん美しい蒔絵の蓋がありましたが、とったところの写真です。

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お造りです。なんと、せっかくの京都らしい鱧を、写真を撮る前に食べてしまいました!手前の空間にあったのですが。

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焼き物です。鰆だったかな? 忘れないうちにアップすべきでした。御免なさい。

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とうもろこしのご飯をおみおつけ。

 

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そしてデザート。5品の中から好きなものを選べます。いつも全種類いただいてしまいます。

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aquadina.com

 

何かの会合で日本料理は堪能した、という人とは、洋の、やはりハズレのないお気に入りのお店に行きます。

 

kyoto-seikatsu.hatenablog.jp