町屋で日本料理
関東から友人が来て、一緒にランチしようということになった時、さて、どこにしようかと考えてしまいます。
私の友人たちは高級料亭で食事するようなマダムではないし(私もそれにはおつきあいしきれませんし)、かと言って、せっかく京都に旅行に来て、いつもと変わらないランチというのもつまらないでしょう。
そんな時、ここにして正解、と思ったお店、それは、実家が京都の友人に教えてもらった「藤本」さん。数回お友達と行きましたが、皆さん、お世辞でなく喜んでくれました。
烏丸通から三条通りを西に少し入って、左(南)にちょっと曲がった路地奥の町家なのですが、最初はちょっとわかりにくくて、近くから電話をして教えていただいたりしました。完全予約制ですが、一見さんお断りなどということはないので、席さえ空いていれば大丈夫です。
私はお友達とは大抵ランチなので、ランチですと、懐石が5千円くらい、ミニ懐石が2,900円プラス税です。(2017年7月)
1階のカウンター席と2階のお座敷があります。
最初行った時は2階に案内され、町家独特の急な階段をお料理を持ってよく上がれるものだと、友人と感心しました。
街中なのに、静かな落ち着いた室内で、本格的なお料理をゆったり味わえて、それにしてはリーズナブルです。
一番最近行ったのは7月でしたので、最初のお料理は鉾の形の器に盛り付けて供されました。2階のお座敷でした。
屋根をはずすと、
詳細はだいぶ忘れましたが、珍しいところでは、白芋茎(ずいき)の握り寿司というのがありました。
いつも思うのですが、お酒が飲めたらいいのに。アルコール分解酵素を持たずに生まれてしまったのでしかたありません。
お椀は確か九州のぐじと胡麻豆腐。もちろん美しい蒔絵の蓋がありましたが、とったところの写真です。
お造りです。なんと、せっかくの京都らしい鱧を、写真を撮る前に食べてしまいました!手前の空間にあったのですが。
焼き物です。鰆だったかな? 忘れないうちにアップすべきでした。御免なさい。
とうもろこしのご飯をおみおつけ。
そしてデザート。5品の中から好きなものを選べます。いつも全種類いただいてしまいます。
何かの会合で日本料理は堪能した、という人とは、洋の、やはりハズレのないお気に入りのお店に行きます。