京都生活 ー雨音に惚れてー

東京から京都に越して来て築90年?の家に住んでいます。見に来ていたときに降り出した突然の雨がトタンの部分に当たる音に惚れて決断した家です。おもしろいこと、すてきな場所、京都について感じたことについて綴ります。

ヴォーリズの建築 バザールカフェ

ブログをご無沙汰していた間のこと。

今出川駅近くのバザールカフェに行きました。今出川に住んでいた頃は何度か行きましたが、数年ぶりです。

住宅街の中にある洋風住宅をカフェとして使っています。

入り口は写真に写っているドアではなく、庭の方です。

 

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最初に訪ねたきっかけは、この家は、メンソレータムで有名な(今は名前と商標は売ってしまったのかな?)近江兄弟社近江八幡に創設した、宣教師でもあり、建築家でもあったヴォーリズが設計したものなので、一度見たいと思ったのです。

なぜヴォーリズの建築のファンになったかといえば、母校の校舎がヴォーリズの設計で、その建物のおかげで、私は学校に毎日喜んで通えたからです。昭和初期の建物でしたが、分厚い壁、鉄の窓枠、水晶みたいなカットガラスのドアノブ、仄暗い廊下の片隅、講堂のアーチ型の窓…   残念なことに、今は建て替えられてしまいました。

 

バザールカフェは壁を今の表情のない塗料で塗ってしまっているのが残念ですが、緑の庭に面したテラスでは春や初夏には気持ちよく過ごせそうです。

 

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テラスで食事している方もいらっしゃいましたが、私は今回も室内に。

 

マントルピースがあります。

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前は五百円のランチがありましたが、さすがにそれでは無理があったか、六百五十円になっていました。その日の日替わりランチは焼肉でした。

私は桜えびのココナツカレーにしました。お値段はランチと同じでした。

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営業日は水、木、金、土です。イベントもあるようです。

貸切にも対応しているようです。

 

バザールカフェは普通のカフェではなく、「セクシュアリティ、年齢、国籍など、異なった現実に行きている人々が、ありのままの姿で受け入れられ、それぞれの価値観が尊重され、社会の中で共に生きる存在であることを相互に理解し合う場の創出」という目的を持って運営されているとのことです。

詳しくは

http://www.bazaarcafe.org

 

ついでに、烏丸通にあるヴォーリズの建築、大丸ヴィラです。

中に入って見たいと願っているのですが、大丸デパートの顧客対象のイベントなどが行われているという話は聞いたのですが、今はそのようなイベントには使われていないのか、一応カードは持っていても上得意ではない私が招待されないだけか、機会がありません。

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