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京都生活 ー雨音に惚れてー

東京から京都に越して来て築90年?の家に住んでいます。見に来ていたときに降り出した突然の雨がトタンの部分に当たる音に惚れて決断した家です。おもしろいこと、すてきな場所、京都について感じたことについて綴ります。

五山送り火

今日はお盆に帰ってきていた祖先の霊をお送りする五山送り火の日でした。

東京にいた頃は、「大文字焼き」と言っていましたが、京都ではそうは言わず、五山送り火と言うそうで、なるほど、大文字だけではなく、法、妙、舟形、鳥居、それと左大文字もありますね。8時に「大」から始まって、5分ごとに、上記の順で点火されていきます。

 

一昨年は、自転車で法を北大路の橋の上から見、移動するときに、大も見え、ノートルダム女子大の近くから妙を見て、北大路を西に走って鴨川の橋のあたりから完全ではありませんが、鳥居を見る事ができました。帰りに下鴨本通を走りながら、横道のところでふと西を見ると、左大文字が見えました。

 

昨年は、見た事がなかった鳥居を見に、広沢池に行きました。京都市の西の方で、市内ではあるのですが、田んぼにかかしがたくさん立っているような所です。かかしのコンテストがあるらしいのですが、かかしたちがどんな服を着ているのかは、暗くてよく見えませんでした。

カラフルな灯籠が池に浮かび、送り火の鳥居が暗い山の中腹当たりに浮かぶのが、幻想的で美しく、自然と、懐かしい亡くなった人たちに思いを馳せずにはいられません。

 

 

kyoto-seikatsu.hatenablog.jp

 

 

今年、京都に憧れると言っていたのに来る機会もないままだった伯母が亡くなったので、どうしても灯籠流しで供養したいと思いました。

去年は気楽な身分?でしたが、今年は数日前まで病院通いをしていた同居猫がいることもあり、あまりゆっくり出かけるのも心配なので、昼のうちに嵐山の灯籠に申込みに行き、家に帰ってから近くに送り火を見に行く事にしました。猫のこともありますが、去年嵐山に鳥居の送り火を見に行った人から、あまりの混雑に気分が悪くなってしまったと聞いていたので、そんなに人が来ないうちに退却しようと思ってしまったんです。

 

阪急で行くと、駅からほど遠からぬ所に中ノ島公園があり、氷やとうもろこしなどの露店が出ていて、その並びに灯籠の受付がありました。(autoで撮ったのですが暗いですね。いつまでたってもカメラ使いこなせてません。右奥に渡月橋が見えます)

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一基千円で、水塔婆がついています。

誰のためというのと、自分の名前は、自分で書いてもいいのですが、希望すれば書いてもらえます。

嵐山灯篭流し

灯籠は紙の状態のまま渡して、あとで灯籠に仕立てていただきます。水塔婆には沈香のお焼香の煙をあててから、納め、19時半から川施餓鬼法要をしていただきます。

 

灯籠が川をゆったり流れる様子も見たかったのですが、私はここで帰りました。

駅の近くの風景です。趣がありますね。

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一旦家に帰って、今年は北山通まで行って、鳥居をしっかり見ようかな、と考えていたのですが、8時少し前に大雨になってしまいました。

一昨年でしたか、やはり雨が降ったのですが、なんとかあがったので、今年も止むかな、と思ったのですが、激しく降り続き、自転車はあきらめて、徒歩圏の橋に「法」を見に行きました。ガラケーの画像で小さいのですが、見えるでしょうか。

 

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橋の上には、近所の住人とおぼしきかたたちが荒天でも集まってきていました。

 

今年は法だけですが、ひとつでも見られただけでもよしとしましょう。

それにしても土砂降りの中、お世話役やボランティアのかたがた、おつかれさまでした。事故のないよう、祈りつつ、家に帰りました。五山送り火は京都の有名な行事のひとつですが、祇園祭が鉾町で受け継がれているのと同様に、それぞれの文字ごとに地元の人々が受け継いで実行しているのです。

 

五山送り火保存会のサイトはこちら http://www.gozan-okuribi.com/index.html

 

嵐山の灯籠流しも、小雨なら決行ということでしたが、京都市も南北で多少お天気が違うこともあるとはいえ、これだけ降ったら流せなかったのではないでしょうか。

流さなくても供養はしてくださるはずですので、気持ちだけでも伯母やご先祖様に喜んでいただけたのだといいのですが…