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京都生活 ー雨音に惚れてー

東京から京都に越して来て築90年?の家に住んでいます。見に来ていたときに降り出した突然の雨がトタンの部分に当たる音に惚れて決断した家です。おもしろいこと、すてきな場所、京都について感じたことについて綴ります。

夏越の祓

昨日は6月30日でしたので、夏越の祓(なごしのはらえ)、茅の輪くぐりに行ってきました。

烏丸通、御所(正確にいうと御苑)の蛤御門の向かいにある、護王神社に行きました。

神社の門をくぐると、茅で作った大きな輪があります。

初めてこの光景をみたとき、「異次元への入り口」みたいに見えました。

 

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最初に行ったときにいただいたうちわに夏越の祓をすると千年寿命が延びると書いてありましたが、この輪をくぐると神様の世界に一瞬入るのでその分寿命が延びるのかしら、などと勝手に解釈していました。

それにしても、ここで千年、祇園祭の菊水鉾で700年寿命が延びたら、いったいいつまで生きるのでしょう。

 

最初に左側をまわり、数字の8を横にしたように右をまわり、もう一度左の柱をまわって正面に行ってお参りします。

半年の穢れ(意識していないものも含め)を祓い、あと半年の無病息災を願います。

 

この護王神社和気清麻呂と姉の広虫姫(法均尼)を祀っています。

和気清麻呂は、道鏡が権勢を誇っていた絶頂期、道鏡が自分を天皇にすれば泰平の世になるという宇佐八幡のお告げがあったと言った時に、本当かどうか確かめに行くよう天皇に命じられて宇佐八幡に赴き、天皇の血筋以外の者は追放せよとの神託を伝えたため、道鏡により足の腱を切られ、大隅(鹿児島)に流罪にされたのですが、宇佐八幡にお礼に寄ろうとしたところ、どこからともなく300頭ものイノシシが現れて、道鏡の刺客から清麻呂公を護ってくれたのだそうです。

 

それで、ここでは狛犬のかわりに狛イノシシになっているとのことです。

 

宇佐八幡にお参りすると、足も治り、再び歩けるようになったので、この神社は足腰の神様として、お守りなどを授与しています。

 

姉の広虫姫は政変や戦で孤児になった子を八十数名ひきとって育てたそうです。

広虫姫は宮中に勤めていましたが、天皇が出家して上皇になったとき、一緒に出家したので、この絵では尼僧姿で描かれています。法均尼というのが広虫姫です。

 

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イノシシの絵がなんだかかわいいですね。

境内には全国のイノシシの玩具などのコレクションが展示されています。

 

護王神社は最初神護寺境内にあったのが、明治19年、明治天皇の命により、今の場所、華族の邸跡に遷座されたそうです。