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京都生活 ー雨音に惚れてー

東京から京都に越して来て築90年?の家に住んでいます。見に来ていたときに降り出した突然の雨がトタンの部分に当たる音に惚れて決断した家です。おもしろいこと、すてきな場所、京都について感じたことについて綴ります。

両足院の樹木葬合同慰霊祭に出席しました

桜の花が咲き始めた頃、建仁寺塔頭の両足院の樹木葬合同慰霊祭がありました。

樹木葬」ということば、最近見かけることがあると思います。
京都のお寺でも、何箇所かで始めているようです。
なるべく自然に帰りたい、子どもがいない、いても負担をかけたくない、という人が、従来のお墓ではなく、樹木葬を選ぶようです。
 
私が見たことがある樹木葬のところは、樹木葬といっても、林の中みたいな所ではなく、まわりに木はありますが、墓地の一角に杉苔で覆った場所ができています。区画も決まっているのですが、目に見える仕切りなどはありません。普通のお墓のようにコンクリートで固めた中に骨壺を収めるのとは違い、さらしで包んだお骨を土に埋葬します。
 
ふと思うところあって、いつどうなるかわからないし、旅行で京都に来ていた頃の楽しい思い出のある祇園にある、この両足院の樹木葬に自分の場所を確保しておくことにしたのです。宗派は問わないということです。
 
両足院は、前から半夏生の季節と、友人や妹が観光に来たときに訪ねていますが、観光客でにぎわう町の中にあるとは思えない静けさです。

両足院の副住職の読経、参加者の焼香、献花のあと、本堂にて法話をうかがい、そのあとでお茶とお菓子をいただきながら墓友の懇親会(自己紹介)がありました。
 
親御さんや配偶者をなくされ、納骨されているかたもいらっしゃいますが、元気だけれど用意だけしているかたが圧倒的に多くて、将来一緒にお墓で眠るお仲間ということで、事務局が「墓友」と名付けてこのような懇親会の場を用意してくださっています。
 
きれいに髪をセットして、着物の着付けから足袋のつま先まであか抜けた感じのかただと思ったら、宮川町の女将とのこと。
男性の何名かは、若い頃宮川町で飲み歩いたので、近くていいと思い、両足院を選ばれたとか。帰りに家族で祇園で食事をするというかたも。
京都以外のかたで、京都大好きなかたもけっこういらっしゃいます。
 
静かで美しい庭を眺めながらお茶をいただいていると、本当に心が安らいで、お墓にはいるのが楽しみなような気分になってしまいます。どこにお墓があろうとなかろうと、魂はどこにだって自由に行かれると信じているのですけどね。
 

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