北野天満宮の天神市
骨董品、ドライフルーツや乾物などのお店、食べ物屋さんが参道に並び、にぎわいます。
25日の天神市に行ってきました。
はぎれを売っている所があったので、見てみました。
レトロなあざやかな色使いの花柄の美しいきれがあったので、手に取ってみたら、1万数千円!
「それは錦紗です」とお店のかた。
錦紗とは細い絹糸を使って織ったものです。
どんなお嬢様が着ていたのか、想像するのも愉しいですが、ちょっと気軽に買えません。
当然ではありますが、年代、希少価値、デザインでお値段がぐっと違いますね。
端切れは、京都には東京より豊富にある気がしますが、古い美しいものには骨董品的価値が加わって、こちらでもそれなりのお値段なのだと再認識しました。
白い花模様のかわいらしい赤い生地があったので、手に取ると、「それは舞妓さんの襦袢だったものです」とお店のかた。
こちらは私でも買えるお値段でしたので、使うあてはないのですが、舞妓さんのと聞くとますます可愛らしく思えて思わず買ってしまいました。
お参りをして、右手の方の出口に向かうと、長五郎餅があります。本店は近くの別の所で常時営業していますが、境内のお店は毎月25日とお正月などだけです。土日も季節によりやっているようです。
長五郎餅は羽二重もちでくるんだこしあんのお菓子です。
秀吉の大茶会で用いられた由緒あるお菓子ということです。
お持ち帰り用のほか、座って煎茶とのセット、抹茶セットをいただくこともできます。
お米は滋賀県産だそうです。
このところお菓子を食べ過ぎたので、次回の楽しみにします。
近くの上七軒(「かみしちけん」では変換されず、「かみひちけん」でできました!)の歌舞練場のカフェも行ってみたいと思いつつ、ちょっと気後れしています。
この歌舞練場の前は、お正月に舞妓さん、芸妓さんたちがご挨拶に来る日にはカメラを持った人たちが待ち構えています。
上七軒は町並みもいかにも京都らしく、飲食店もいろいろあります。
京都の花街のひとつですが、北野天満宮を建てた残りの材料を使って7軒の茶店を建てたのが由来とか。(wikipediaによる)