後祭巡行
前祭があいにくの雨だったので、後祭はお天気が崩れないといいと思っていました。
人形などがないとそれぞれの山にあまり変化がなくて寂しいですし。
朝起きると晴れていました。暑そう!
氷水と扇子を今日は忘れずに持って自転車で出かけました。
市役所前の自転車置き場も空いていました。
御池通ではスピーカーから山鉾ごとの説明が流れます。
「祇園会」の幟を持った人が先導をつとめ、橋弁慶山が現れました。
弁慶は色浅黒くてちょっと愛嬌がある顔をしています。
次に北観音山。
屋根に乗っている人が心配になる暑さです。
お囃子と蝉の声が渾然一体、「京都の夏」を堪能?できそう。
有料席のお客様には不織布の帽子や水分補給のドリンクが配られているようです。
角回し用の竹を担いでいます。
役行者山(えんのぎょうじゃやま)は山伏がホラ貝を吹き鳴らして行きます。
役行者と葛城神、一言主の三位一体というのですが、ふたりしか見えない。
と思ったら、役行者は祠の中だそうです。右が女神・葛城神、
左が一言主だそうです。
町内の八幡さまを勧請した八幡山。鳥居に鳩が2羽とまっています。
夫婦和合に繋がるとか。
この鳩たちは左甚五郎の作品を模して新しく作ったものです。
鈴鹿峠で旅人を苦しめていた鬼を退治してくださった鈴鹿権現(瀬織津姫尊)の
鈴鹿山が続きます。鈴鹿権現は能のような装束で金色の烏帽子をつけています。
南観音山です。
鯉山はうまく写真が撮れなかったし重くなるので載せませんが、
たしかにあの町会所で見た鯉
http://kyoto-seikatsu.hatenablog.jp/entry/2015/07/22/140834
が前中央に乗っています。
「イーリアス」を主題にしたタペストリーもしっかり見えました。
六歌仙のひとり、黒主が桜を見上げている黒主山。
浄妙山。
三井寺の僧兵筒井浄妙が一番乗りをしようとしたところ、
一来法師が頭上を飛び越えて先陣をとってしまった場面です。
左手一本を浄妙の頭に置いて飛び越える瞬間の一来法師。
人形をどうやってセットしているのかと思っていましたが、
木の楔で支えているのだそうです。
そして去年再建なって復帰した大船鉾。
まだ装飾品が少ないですが、だんだんと立派になっていくことでしょう。
辻回しの写真、カメラを高くさしあげて撮ってみたら、
竹を車輪のところに敷いているところが写っていました。