京都生活 ー雨音に惚れてー

東京から京都に越して来て築90年?の家に住んでいます。見に来ていたときに降り出した突然の雨がトタンの部分に当たる音に惚れて決断した家です。おもしろいこと、すてきな場所、京都について感じたことについて綴ります。

半夏生(はんげしょう)の季節になりました

いつも観光客でにぎわっている祇園にありながら、静かな両足院ですが、なんといっても、ここは「半夏生の庭」として有名で、毎年半夏生の時期に一般公開をしています。(それ以外にもイベントなどあるとき、一般公開しています。 京都 両足院 | 庭園の特別拝…

水なすのお漬け物

京都のものではないのですが、京都の友人たちがおいしいと言っていた、泉州の水なすのお漬け物が生協のカタログに載っていたので、さっそく注文してみました。 東京では見た事も食べた事もないものです。そういえば、去年の夏、東京に行ったとき、山の上ホテ…

寺町

前回書いた寺町のこと、少しだけ。 御池通りに面した、老舗和菓子屋さんと中信の間のアーケード街、 雨に濡れずに歩けるところは便利ですが、ちょっと見が、なんだか 東京の私鉄沿線の商店街みたいなところが残念な気もします。 でも、よく見ると、やはり京…

寺町で見つけた本

寺町通りの御池通りから北は、古美術店、紙屋さん、竹細工店、有名なお茶の一保堂や岡崎から移転した漆器の象彦などがあって、落ち着いた雰囲気で好きなのですが、南のアーケードがある方も、三条まではギャラリーがいくつもあったり、民族楽器屋さんや和洋…

ユーラシアのかたきを京都で討つ?

もうひとつのブログ、シベリア鉄道を使った旅行体験記(還暦ひとり旅 シベリア鉄道+ヨーロッパ日記)で書きましたように、途中で体調不良になったり飽きてしまわなければ、ポルトガルまで行く予定でした。 そうすると、上海から始まって、ユーラシア大陸横…

京都の柏餅

3日に少し早めの柏餅を食べたのですが、「京都の柏餅の研究」という言い訳で、今日も買ってしまいました。 3日にいただいたのが、こしあんは普通の東京のと同じものでしたが、みそ餡が、山椒の風味がしてお醤油が少しはいっているものだったので、そのお店…

両足院の樹木葬合同慰霊祭に出席しました

桜の花が咲き始めた頃、建仁寺塔頭の両足院の樹木葬合同慰霊祭がありました。 「樹木葬」ということば、最近見かけることがあると思います。 京都のお寺でも、何箇所かで始めているようです。 なるべく自然に帰りたい、子どもがいない、いても負担をかけたく…

choiceでランチしました

三条あたりでランチすることになって、友人が行ってみたいという、choiceというお店に行きました。 京阪三条駅9番出口から三条通を東に少し行ったところにあります。 形成外科とエステが同じビルにあって、同じ経営らしいです。 ビーガンのお料理なので、肉…

餃子王

東京から友人たちが京都に研修旅行に来て、夕食に誘ってくれました。 去年会った人もいますが、4年ぶりの人も。 お店は友人がどうしても行きたいから予約しておいた、ということでした。 その名は「餃子王」。 東大路に面した疎水の近く、警察署の斜め向か…

京のフクロウの森

琳派の展覧会を国立博物館で見て、斜め向かいのハイアットリージェンシーのグリルでランチでもと思ったら満席だったので、タクシーで四条河原町へ。 食後に三条方面に向かって新京極をぶらぶら歩いていたら、「京のフクロウの森」という看板がありました。 …

ヤオイソさんのいちじくロール

この前の木曜、外出した時に、あ、そうだ、ヤオイソさんにいちじくサンドまだあるかしら?と思い立ちました。 「ヤオイソ」は四条大宮と、烏丸通の同志社や御霊神社の近くに店舗がある、老舗の果物屋さんで、フルーツパーラーを併設しています。 特別おしゃ…

北野天満宮の天神市

毎月21日は東寺、25日には北野天満宮に市がたちます。 骨董品、ドライフルーツや乾物などのお店、食べ物屋さんが参道に並び、にぎわいます。 25日の天神市に行ってきました。 はぎれを売っている所があったので、見てみました。 レトロなあざやかな色…

リーズナブルに松茸を堪能

寺町通りの、三条通りと交わる少し北に「とり市」というお店があります。 最初聞いたときは鶏肉専門店(かしわ屋さん)かと思いましたが、季節ごとに採りたての旬のものを売るお店です。春は筍、秋は松茸、お正月は千枚漬けなど… 2、3週間前から松茸が店頭…

フランソアでお菓子とコーヒーを

四条河原町方面に行くと、ふと寄りたくなるのがフランソア喫茶室です。 23時までやっているので、南座で観劇した帰りとか、晩ご飯の後に寄るのにも好都合です。(サンドウィッチ類はラストオーダー22時) この間も、贅沢なひとときを過ごしたくなって寄…

大原 寂光院

三千院を拝観してから昼食をとって一休み、それから寂光院に行きました。 寂光院は聖徳太子が父用明天皇の菩提を弔うために建立したそうです。 そして平清盛の娘にして安徳天皇の母、徳子が平家滅亡ののち、 出家して建礼門院となり、ここで暮らしたことで有…

大原三千院

横浜に住む友人が自由時間がとれたということで、突然うちに泊まりにくることになりました。介護に追われる毎日を過ごしている彼女のつかの間の休日です。 観光よりおしゃべり、ということでしたが、せっかく京都に来てどこも見ないのは残念なので、大原に行…

岩船寺と当尾(とうの)

去年(2014年)の10月に書いたものです 。 みごとな筋肉痛です。昨日お天気も気候もよいので、前から行ってみたかった浄瑠璃寺と岩船寺の間の野道をたどりに行ったのです。ある人と一緒に行こうと約束していた道…はっきり約束と言ってたわけではなかったのだ…

浄瑠璃寺と当尾を守りたい

浄瑠璃寺に行くときはたいてい奈良からバスに乗りますが、所在地は京都府の木津川市です。 極楽往生には九つの段階を経ることになっていて、それぞれの段階に、導いてくださる阿弥陀如来がおわします、ということで、九体の阿弥陀様がおわしますのが浄瑠璃寺…

地蔵盆

京都市が「京の地蔵盆」を「京都をつなぐ無形文化遺産」第3号に選定したそうです。 1号、2号ってなんでしたっけ?(すみません) うちの方はこの前の土曜日が地蔵盆でした。翌日の日曜にやっているところも見かけました。 15日前後は自宅にお坊さんを呼…

五山送り火・鳥居

京都に住むようになって最初の年は出町柳の河川敷で「大」の点火を見てから橋の上に移動して「法」を見ました。 2年目はノートルダム女子大周辺から「妙」を見ました。 3年目はカナートというショッピングセンターの駐車場から大、妙、法、舟形を見ました…

花背の松上げ

出町柳駅から予約しておいた京都バスで花背の松上げを見に行きました。 妹のお友達が迫力があってよかったと言っていたので、思い切って出かける事にしました。 が、京都市内だというのに、バスで片道1時間20分ほどかかります。 5時から6時の間に出町柳…

矢取神事(下鴨神社)

先日は御手洗祭について書きましたが、今日行われた矢取神事も夏越神事ともいい、 身に付いた穢れが夏の暑さで体力が弱る頃に病気となって現れないよう清めるために行うそうです。 毎年立秋の前日に行われます。 御手洗祭の禊(みそぎ)でも祓いきれなかった…

御手洗祭(下鴨神社)

お祭ばかり行っているのでちっとも片付かない家の中を横目で見ながら 土曜日は下鴨神社の御手洗祭に夕方出かけました。 知らないうちに犯した罪も含め 1年間のけがれを払って無病息災に過ごせるようにと 境内の御手洗池に入って、ろうそくをお供えします。 …

還幸祭

昨日(24日)は、山鉾巡行を見て、寺町の御池通の北にあるエイト珈琲店で 休憩兼ねてサンドウィッチの昼食。 一旦家に帰って夕方御神輿を見に出かけました。 去年は猫が病気だったので、妹につきあって後祭の宵山をまわっただけでしたので、 今年はめいっ…

後祭巡行

前祭があいにくの雨だったので、後祭はお天気が崩れないといいと思っていました。 人形などがないとそれぞれの山にあまり変化がなくて寂しいですし。 朝起きると晴れていました。暑そう! 氷水と扇子を今日は忘れずに持って自転車で出かけました。 市役所前…

後祭 宵山

寺町のとり市(季節ごとに旬のものを売っているお店です)さんの奥にあるお店で 鱧寿司膳をいただきました。 鱧は小骨を切るのがたいへんなので家庭の主婦には難しいと聞きますが、 さすが本職、骨っぽい所が全然なくて歯ごたえもちょうどよく、おいしかった…

鱧と賀茂茄子のサンドウィッチ

京都の夏に欠かせない食べ物といえば、鱧と賀茂茄子です。 先日大丸デパートのイノダコーヒーにはいったら、 鱧のベニエと加茂茄子のサンドウィッチというのがありました。 もちろん季節限定、祇園祭の間だけ(7月いっぱい)ということです。 実は前にケー…

前祭 雨の中の山鉾巡行

昨夜は風に家が揺れているような気がしてさすがに不安になりました。 京都の人たちは、京都には台風は来ないと言っていて、 古い家で雨戸がある家はあまり見ない気がします。 ガラス戸は大丈夫かしらと気になりました。 朝になると風はだいぶ治まっていまし…

宵宵山

今日は台風の影響で雨が降ったりやんだり。 風も強まっています。 今日の宵山は支障なかったでしょうか。 明日の山鉾巡行はどうなるのか心配ですね。 去年、一昨年とも宵山には昼間行ったので、 やはり夜に提灯に明かりが灯った風情を楽しまなくてはと 昨日…

山鉾拝観(7月14日)

宵宵山の前に山鉾を少しまわってみました。 鯉は滝をも登るから縁起がいいと言われますが、 鯉山はそれにちなんで登竜門を意味します。 「鯉山」の提灯のあるこの入り口をはいって通路を進むと、 奥に祭壇と巡行の当日飾るタペストリーや金具、今は使ってい…